中国トレース実現にQRコードを印刷するラベルプリンタの紹介

トレースシステムを導入する場合に欠かせないアイテムがあります。
それはトレースデータを印刷しトレース対象商品に貼り付けるラベル(※1)です。
※1　ラベルとは一般的に言うシールのような品。
ラベルについては「中国トレース実現で重要な製品ラベルとインクリボンのご紹介」をご確認下さい。

ラベル印刷する場合、私たちが家庭や職場や事務所で使う一般的なインクジェットプリンターやトナープリンターから印刷するのではなく、ラベルプリンターと呼ばれる専用プリンターからラベル印刷を行います。ラベルプリンターには大きく分けて設置式とモバイル式があり、それぞれ機能や特徴が異なります。

またラベルプリンターから印字されたラベルは一般的なプリンターからの印刷物と違い、印字物のカスレや剥がれなどが強く、印字文字の写りが違っているのが特徴です。

この記事の目次

・設置式ラベルプリンター・モバイル式ラベルプリンター
・設置式ラベルプリンター
・モバイル式ラベルプリンター
・ラベルプリンターを運用した実例記事

設置式ラベルプリンター・モバイル式ラベルプリンター

設置式ラベルプリンター

設置式のラベルプリンターは工場の原材料倉庫、部材倉庫、受払倉庫、完成品倉庫などの各種倉庫、各工程の生産ライン、検品や検針時のベルトコンベア周辺などに設置しラベル印刷を行うラベルプリンターです。

ラベルプリンターの種類として大きく分けて小型機・大型機があり、設置するスペースによって選択が可能です。また発行するスピードやセットするラベル枚数の多さやサイズ、設置する工場環境により選定を行います。

ラベルサイズは貼り付ける製品により大小様々です。プリンターから発行されるラベルサイズの大きさやラベルの印字解像度、印字ズレの精度など顧客要望も異なるため、各種仕様に合わせたラベルプリンターのご紹介をしています。

なお大型機にはラベル発行とラベル貼り付けを自動的に行う「自動貼り機」と呼ばれる、
特殊なラベルプリンター機器もあります。トレースラベル発行枚数が多く貼り付け作業スタッフを削減して対応したい、貼り付け位置の精度を一定に保つために作業スタッフによる貼付けを見直したいなど、顧客要望に合わせて自動貼り機のご提供を行っております。
関連記事「物量の多い出荷回収に効果を発揮。自動貼り機を連動した出荷ラベル運用」はこちらから。

モバイル式ラベルプリンター

モバイル式のラベルプリンターは原材料倉庫、部材倉庫、受払倉庫、完成品倉庫などの倉庫や運送配達時に配達員が利用している事が多く、ラベル発行を行う場合はハンディターミナル(HTT/PAD)と呼ばれるスキャナーが搭載された小型パソコンと連動して利用します。
関連記事「中国トレーサビリティ導入に必要なハンディターミナルの紹介」はこちらから。

設置するラベルプリンターよりセットできるラベル枚数は少ないものの、移動を行いなら印刷ができる点が大きなポイントです。工場内では貼り付けたラベルが運用の過程において剥がれてしまう場合もあり、モバイルプリンターを導入しておくと剥がれが判明したその場でラベル発行と貼り付けが実現可能となります。

また運用の都合上、貼り付け対象物と設置しているラベルプリンターの場所が離れている場合は、距離が離れているためラベル貼り付けのミスが生じてしまうことも考えられます。モバイルプリンターを導入すると貼り付けを行いたい対象物の目の前でラベル発行を行い、貼り付け作業ができるため貼り間違いが防止されます。

導入を検討している場所や運用状況、ラベル発行枚数や希望する目的に合わせて、設置式やモバイル式のご提案をしております。

ラベルプリンターを運用した実例記事

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