トレースを実現する上で必要となるのはトレースデータの蓄積です。
データ蓄積を実現するためには、トレース対象となる個体情報のデータ収集が必要不可欠です。
データ収集を行うためにポイントとなるのが、トレース対象物に個体情報を保存させたバーコードを付与したラベルの活用です。ここではトレースのキーポイントとなるラベル・インクリボンのサプライ品をご紹介します。
この記事の目次
・ラベルとインクリボンのご紹介
・トレース導入に必要なサプライ品のQ&A
ラベルとインクリボンのご紹介
ラベルとは製品が梱包された箱、宅配物、製品の裏側などにバーコード情報や製品コード、住所情報などが印刷された品です。私たちがよく目にするラベルは白く四角い品でシールと言った方が分かりやすいかと思います。印刷して貼り付けられる前はロール状・束状になっています。
インクリボンはラベルに情報を印字するために用いる品です。インクリボンは用途や耐性によってワックスリボン、ワックスレジンリボン、レジンリボンと大きく三種類に分かれます。
トレース導入を検討されるお客様の用途に合わせて、ご提案いたします。
トレース導入に必要なサプライ品のQ&A
シールとラベルって違うのですか?
見た目は同じような品ですが、ラベルは専門的な機能を多く持つ品です。
ラベルに専門的な機能があるのですか?見た目は何も違いませんが。
見た目は似たような品ですが、機能は大きく違います。
一口にラベルといっても、ラベル素材に感熱紙・アート紙・合成紙・PETなどのフィルム系の素材があり強度や耐熱、耐水、耐火などそれぞれ機能が異なります。
利用する業界や分野、運用過程などでラベル選択が必要となります。
また素材以外にラベルの粘着部分にも弱粘・中粘・強粘など種類があり、
剥がれやすさ、剥がれにくさなどの機能を選択することができます。
ラベル形状はロール状のラベル、折り曲げられた束状のラベルなど、
運用用途に合わせて種類も豊富です。
インクリボンって何ですか?プリンターはトナーやインクで印刷するのでは?
トレースなど専門的な運用ではトナーやインクではなくインクリボンで印刷します。
インクリボンとは熱転写リボンやサーマルリボンなどと言われ、ラベルにバーコードや特定の文字を熱転写して印刷する品です。ラベルプリンタに付属されているプリンターヘッドを通じてインクリボンとラベルに熱を加えて印字を行います。