私たちの日常生活に欠かすことの出来ない家電の数々。中国国内で日本向けに製造される家電品も多いのですが、家電には故障した場合に必要となる保証書が製品と同封され、製品と保証書を認識させるためにシリアル番号の情報を明記している場合があります。

今回は製品に貼られる製品ラベル(銘板ラベル)、保証書、製品の化粧箱と出荷用のダンボール箱に貼り付けるラベル発行の運用例を元にした出荷トレースシステムをご紹介します。
トレースを実施する家電の一例

家電の最終工程に導入する出荷ラベルトレースシステム

最終工程を終えて完成した家電製品をセンサーで感知しラベルプリンターを連動して自動的に二種類のラベルを発行します。発行するラベルは製品本体に貼り付ける製品ラベル(銘板ラベル)と保証書に貼り付ける保証書ラベルです。

製品ラベルには製品型番や電圧などの情報、シリアル番号などの文字情報と共にQRコードにはシリアル番号など個体情報を印刷します。保証書ラベルは一次元バーコードを利用してシリアル番号を印刷。製品ラベルは製品本体に貼り付け、保証書ラベルは紙媒体の保証書に貼り付け、二種類のラベルは対として管理します。

製品を化粧箱に梱包する際に製品ラベルのQRコードと保証書の一次元バーコードをスキャンして対に間違いが無いか照合チェック。間違いのないシリアル番号であれば化粧箱用のシリアル番号付きのラベルを自動発行して梱包の最後に化粧箱にラベルを貼り付けます。

化粧箱に梱包された家電製品は出荷輸送用のダンボール箱に再度梱包されます。この梱包を行う際に化粧箱のバーコードをスキャンし出荷用の箱に梱包する入数情報として認識。特定の入数に達した場合に外装ラベルがラベルプリンターから自動発行され梱包した箱に外装ラベルを貼り付けます。

外装ラベルには入数情報、入数全てのシリアル番号の情報を紐付けておくと、製品個体と梱包したダンボール箱を紐付けて管理することが可能です。

製品個体と保証書を紐付けるためのシリアル番号入りの二種類のラベル、製品を梱包する化粧箱用のラベル、配送用ダンボールの外装ラベルと四種類のラベル発行をご紹介しましたが、企業によっては保証書にシリアル番号が不要、またはドットインパクトプリンタで直接印刷を行う、化粧箱にシリアル番号ラベルが不要など、製品管理の項目が企業によって異なるため、お客様の運用環境をヒアリングしてシステム開発を行っております。

家電製造の製品ラベルと保証書ラベルの発行に関する出荷トレース事例

また各ポイントでラベル発行を行うため、各発行データは保存しておき、上位トレースシステムへデータ連動も可能です。またスキャン照合チェック後にラベル発行と自動連動する運用にしておくことで、生産ラインが正常に機能しているかの判別が行えます。

なおスキャンデータは履歴データとして保存しますので、ラベル照合チェックでエラーが発生した場合に、問題データを確認することでどのような問題が発生したのか確認を行い、現場改善につなげることが可能です。

システムをどのように現場運用に合わせて導入をするのか、運用に沿ったシステムご提案をしております。

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