工場から出荷されるダンボールに貼り付けられる出荷ラベル。一番ポピュラーな貼り付け方法は人の手による貼付け方法。倉庫スタッフが一枚一枚ラベルプリンターから発行された出荷ラベルを手でダンボールへ貼り付けています。

ただし物量が多い食品業界や物流業界になると人海戦術では困難となるため、「自動貼り機」と呼ばれるラベルプリンターと剥がしたラベルを対象物に貼り付ける機械がセットになった設備で貼り付け作業を行っています。ここでは「自動貼り機」を使った出荷ラベルのトレサビリティー運用のポイントをご紹介します。

この記事の目次

・自動ラベル貼り機を使った出荷ラベル運用ポイント
・自動ラベル機の出荷ラベル作業イメージ
・各業界の出荷ラベル運用と出荷ラベルの起動画面の紹介

自動貼り機を使った出荷ラベル運用ポイント

「自動貼り機」を使って運用を行う理由は何なのでしょうか?それは「自動貼り機」特有の「作業効率化」と「貼り付け精度の高さ」、「工場の自動化」が挙げられます。

人件費が高騰する中国で「ラベルを貼る」という単純作業を行うために、専属スタッフを雇用するのは、勤続年数による昇給・賞与など人件費の面から考えても効果的ではありません。また貼り付け作業量が多い場合、多くの人材を雇用しての作業は費用対効果の面から考えても「自動貼り機」で作業を行う方が効果的。各種導入の環境条件によって様々ですが「自動貼り機」一台で人員の最低3倍ほどの作業量の対応が可能です。

「自動貼り機」の特徴の一つ、ピンポイントで同じ位置にラベルを貼り付ける事が可能です。ベルトコンベアーで流れてきた段ボール箱に的確に同じ位置に出荷ラベルを貼り付けます。同じ位置にラベルを貼り付ける作業の何がポイントなのか?それは貼り付け後にラベルに印刷されたQRコード等のバーコード情報を設置した固定式スキャナーで自動的にデータ収集しトレースデータとして活用するためです。そのため同じ位置にラベルが貼り付けられる事は正確に間違いなくトレースデータを収集する観点からも非常に大切な作業なのです。

対象物の同じ位置にラベルを貼り付けることと同じく、一定のスピード間隔で繰り返し連続してラベル発行ができるのも「自動貼り機」の特徴です。

また先にも述べた通り出荷ラベルとして発行したラベルデータをトレース情報として活用します。出荷ラベルデータと固定式スキャナーでスキャン収集したデータを蓄積。2つの蓄積データを合致させて出荷実績データとして管理も行えます。

自動ラベル機の出荷ラベル作業イメージ

「自動貼り機」は出荷ラベルを貼り付ける作業からも分かる通り、工場内でも最終工程に近い場所で利用されるケースが多いです。完成された製品が箱詰めされ梱包を終えた段階で段ボール一箱一箱に「自動貼り機」で出荷ラベルを貼り付ける。

またはパレットに段ボールを段積みして積み終わった全ての段ボールを一つの塊とみなして、特定の段ボールに1枚だけ出荷ラベルを貼り付ける。出荷する製品数の多さや管理方法によって貼り付け運用は様々です。

出荷ラベル情報は貼り付けたタイミングで出荷ラベルのトレース情報としてデータ蓄積を行い、現場運用管理者や事務所スタッフが別途トレース調査で利用します。

出荷ラベルのサンプルイメージとして、食品などの工場を参考にすると、出荷日付、製品コードや製品名称、その日の出荷番号など連番、生産ライン情報、箱の入数情報などを出荷ラベルに印刷を行います。

「自動貼り機」はご紹介したダンボールへの貼付け以外に「ドラム缶」や「完成品」、「ボンベ」に貼り付けることも可能です。
関連記事「GHSラベルにも。センサーとラベル印刷連動ドラム缶のトレースシステム

「自動貼り機」を導入するにあたっては、ラベル貼り付け対象物が紙や金属なのか素材の確認、対象物が流れてくるベルトコンベアーのスピード、ラベルのサイズ、貼り付け対象となる箱等のサイズ、貼付け面の形(平面や湾曲)、印刷項目の多さなど、導入にあたって検討項目がございますので、「自動貼り機」にご興味のある担当の方は、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

各業界の出荷ラベル運用と出荷ラベルの起動画面の紹介

各業界の出荷ラベル運用については以下の記事にて更に詳細をご紹介しています。
食品の回収リスクを激減する出荷ラベル追跡トレースシステム
自動車製造品の出荷ラベルを利用した回収トレサビリティシステム
製品ラベルと保証書をセンサー連動発行で家電回収のトレースを実現
中国トレース運用で必須の出荷ラベル発行ソフト画面を紹介
金属加工品の追跡管理に。計量を連動するラベル発行システム
GHSラベルにも。センサーとラベル印刷連動ドラム缶のトレースシステム
出荷からトレース管理を始めよう。業界別の出荷ラベルフォーマット紹介

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